ケトコナゾールは頭皮にも使える

2019年05月13日
考えている男性

抗真菌薬に含まれているケトコナゾールは、真菌、すなわちカビのなかまが原因になって発症する、さまざまな皮膚の病気に対して有効であるとされています。
患部に直接塗るタイプの外用薬であれば、副作用などもそれほど重大なものはないことから、一般的な薬局やドラッグストアなどでも、このケトコナゾールを配合した医薬品が市販されていることがあります。

このケトコナゾールで治療ができる真菌が原因の皮膚病としては、水虫やたむしとよばれることが多い白癬症、カンジダが口の周囲や陰部などに寄生して起こるカンジダ症などが適応症として挙がっています。

実はこうした皮膚病のほかにも、ケトコナゾールの適応症には脂漏性皮膚炎とよばれるものが含まれています。
脂漏性皮膚炎というのは、おもに頭皮などの皮脂が多い体の部分にできやすい皮膚病で、同じく真菌である酵母の一種が原因であるとされています。
成人の場合には、肉体的・精神的なストレスによって、体を守る免疫のはたらきが低下したときにも起こりやすいとされています。

ほかにも、この脂漏性皮膚炎がもとになって、一時的な脱毛症の症状があらわれたり、フケや頭皮のかゆみが異常に生じたりといったこともよくみられるところで、場合によってはAGA(男性型脱毛症)といっしょに起きることもあります。

ケトコナゾールの塗り薬の場合は、患部の頭皮に対して、1日に定められた回数を適宜指などで塗るという使用方法が通常のものです。
そのほか、最近ではこのケトコナゾールを配合したシャンプーのような製品も出回っており、このタイプであれば定期的に薬剤を塗るというのではなく、シャンプーをするたびごとに成分が頭皮に行き渡るということになります。